気中濃度測定、建材サンプリング作業に対応可能です。
気中濃度測定物件に関しては、作業前測定〜作業後測定まで一式で請負うことができます。
また、突然の現場作業工程変更による測定日変更等、すべて当社スタッフがエンドユーザーと
直接打合せを行い対応しますのでお客様のお手を煩わせません。
採取したサンプルについては、当日お客様の分析室へ搬入、
または宅急便による翌日早朝お届けで対応しております。
お客様のご要望に従いますのでご指示下さい。
背景
日本では1930年以降から、耐久性、耐熱性、耐薬品性、電気絶縁性などの特性が非常に優れ、
安価であったために建築資材、電気製品、自動車部品、家庭用品等の様々なものに
広く利用され重宝されてきました。
しかし今から40年ほど前に、気中に飛散した繊維を長期間吸入することで石綿肺、肺がん、
中皮腫の原因となる事が指摘され、以後規制がかかり現在では製造、使用が禁止されています。
現在の状況
現在でも石綿を使用した建材は数多く残されています。
特に高度成長期に建築された建物には上記に記載した特性から率先して使用されていました。
40年程経った現状は、建物も老朽化し耐震等の問題から改築や改修、建替えの時期が迫っており
石綿の使用状況を把握する事が大切となってきます。
ケーズブレインズでは石綿の使用状況等についての調査を承っております。
調査にあたっては、特定建築物石綿建材調査者が対応をさせていただきます。
調査や分析について、是非ご相談ください。
弊社での調査
設計図書や仕上表、改修図面を用いて 施工当時の使用建材を選定し、石綿含有の有無を確認。 |
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設計図書や仕上表に記載されて居ない部分も 現地調査にて目視確認を行う。 |
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2次スクリーニングを元に 石綿含有と疑わしい建材を採取し分析を行う。 |
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分析した結果を元に報告書の作成を行います。 |
※調査には特定建築物石綿建材調査者が対応させて頂きます。
※弊社自身では分析は行っていませんが、信頼出来ます分析機関へ依頼致します。
分析方法と致しましてはJIS A 1481に準拠し6成分にて行います。
その他の建材調査
弊社では上記以外に東京都指針である
『吹付けアスベスト等に関する室内環境維持管理指導指針』に、基づく目視点検業務も行っております。
これには石綿の状況判断が出来ます石綿作業主任者以上の資格を持つものを対応させて頂きます。
報告書作成も業務範囲としておりますので、お気軽にお問合せ下さい。
現在弊社には下記の者が在籍しております。
・特定建築物石綿建材調査者 2名
・石綿作業主任者 8名
昭和50年の特定化学物質予防規則の改正により、アスベスト等の吹付け作業を原則禁止にしました。
平成7年には、アモサイト及びクロシドライトの製造等が禁止され、さらに平成16年10月にはクリソタイルの製造等が禁止され、国内のアスベスト使用量が大幅に減少しました。
今後、アスベストを使用した建築物の解体作業等の増加による石綿ばく露防止対策の徹底をはかるため、平成17年7月1日に特定化学物質予防規則より分離して、石綿障害予防規則が施行しました。
資産除去債務とは、土壌汚染対策やアスベスト処分など、有形固定資産の原状回復のために見込まれる将来費用のうち、法、条例、契約などで実施することが必須とされる債務を指します。
この会計基準は、企業会計基準委員会から2010年3月31日付けで発表されました。
これにより、2010年4月1日以降の事業年度から上場会社および上場会社と連結決算する関係会社等は、この将来費用を減価償却して会計処理するという内容の新会計基準が適用されます。
弊社では石綿の建材調査だけでなく、石綿除去中の大気中粉じん測定も行っております。
現場での除去業者との打合せなども対応することが可能です。
アスベストとは天然に産出される繊維状のケイ酸塩鉱物の総称です。種類としては蛇紋石系のクリソタイル(白石綿)と角閃石系のクロシドライト(青石綿)、アモサイト(茶石綿)、アンソフィライト、トレモライト、アクチノライトの6種類があります。
石綿(いしわた・せきめん)とも呼ばれています。
アスベストにおけるレベルとはアスベスト含有建材の飛散性の観点から分類したもので、レベル1〜3に分類される。
レベル1は最も飛散性が高く、石綿含有吹付け材が分類されている。
レベル2は次に飛散性が高く、石綿含有保温材、断熱材、耐火被覆材等が分類されている。
レベル3はそれ以外の石綿含有建材が分類されるが、主にスレート板やビニル床タイル等の成形された
内外装の仕上げ材料が多くその種類は多岐にわたっている。
アスベストの繊維は非常に細く、加工・処理の仕方によっては大量に飛散してしまいます。
特に使用されていた物の多くは建設用の資材に使われていた為、建築物の解体を行う際などにアスベスト繊維が周囲に大量飛散するかとも過去にはあった様です。
このようなアスベスト繊維を一定期間吸い続けた場合、10年以上の長い時間を経て様々な病気を起こすこともわかっています。
その代表的な病気としては、中皮腫(悪性中皮腫)、肺がん(原発性肺がん)、石綿肺(肺線維症)、胸膜プラーク、などがあります。
※アスベスト関連疾患については石綿に曝露してから発症するまでの潜伏期間が20年〜50年と非常に長い事が特徴です。
多くの方の認識ではアスベストは今はもうほとんど使用されていないと思われているのではないでしょうか。小学校や中学校などの公共施設ではその除去はほぼ完了したと言われていますが、それはあくまでもレベル1と呼ばれる飛散性の高いものに限ります。
一般企業の所有ビルでは今でもレベル1と呼ばれる吹付材を多く使用しているビルも多数あり、その多くは費用的な問題から除去を行えないまま残っていることも多いです。
最も多く使用されているレベル3の石綿製品に関しては、今も数多の施設や一般家庭で使用されています。
一般住宅の中でも、マンションやアパートに多く見られる鉄骨造や鉄筋住宅などでは建設された時期によりレベル1と呼ばれる吹付け材が使用されている可能性もあります。時期としては昭和30年頃から昭和63年頃が目安となります。
また、木造住宅であっても外壁の塗装材や屋根材、砂壁、漆喰壁などなど様々な箇所で使用されている可能性はあります。お気軽にお問い合わせください。
経験豊富な有資格者が対応させて頂きます。
現在住んでいる住宅で調査を行った際にアスベストが使用されていました。
今すぐに何か対処しなくてはいけないことはありますか?
レベル1と呼ばれる吹付材が見つかった場合には、石綿障害予防規則において定められており、劣化などにより粉じんを発散させ労働者(一般住宅の場合は住民に該当)がその粉じんに暴露する恐れがあるときは、除去、封じ込め、囲い込み等の措置を講じなければならないとされていますので、法令に従い適切に対処する必要があります。
また、それ以外のアスベスト製品については破損などが見られない場合、生活に支障が出る可能性は極めて低い状態となります。しかし、製品の劣化や破損により断面が露出しアスベスト繊維が飛散する場合もありますので、その際はお問合せください。
古い中古マンションを購入したいのだけど、アスベストが心配です。調査することは可能ですか?
事前に販売側にてアスベストの調査を実施している可能性もあるので、まずは販売側に問合せしてみてください。 未実施の際には販売側と相談し、弊社にて調査をすることは可能です。
実際の対象の建物や含有有無を分析するための試料検体数により大きく異なります。
数万円で終わるものから数百万円と掛かってしまう場合もあります。
決して安くない調査にはなりますが、金額面でも少しでもご協力出来る様頑張りますので、お気軽にお問合せください。
※分析につきましては弊社では行っておりませんので、実績・信用ある分析会社にて分析を行ってもらいますので、ご安心ください。
弊社では国土交通省、環境省、厚生労働省の3省共管の講習制度を受講した特定建築物石綿建材調査者が2名在籍しております。
調査には資格と共に経験値も大きく影響します。弊社調査員は多くのお客様にご依頼頂き、調査経験を豊富に積んでおります。
今後も安心して調査をお任せ頂けます様、更なる知識向上に努めて参ります!
▼気中濃度測定
・神奈川県某製造業工場内石綿除去工事に伴う石綿粉塵濃度測定業務
・東京都内某小学校階段室石綿除去工事に伴う石綿粉塵濃度測定業務
ほか関東近郊で1,000件以上
▼含有建材サンプリング
・埼玉県内某中学校内石綿建材調査業務
・関東圏裁判所等石綿建材調査業務
ほか関東近郊で500件以上